木管楽器修理・金管楽器修理のミルズ。国内で希少な管楽器修理の専門工房です。

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2012

12

9月.

同級生?! その2

朝晩の涼しさに夏の終わりと

秋の訪れを感じる今日この頃。

 

もうすっかり忘れ去られているかもしれませんが

前回書いたオーバーホールの続きを書きます。

↓前回までのあらすじ

https://mirs.jp/wp/?p=807

 

前回の記事のようにラッカーを剥がしたあとは

凹直し・キズとりの作業になります。

楽器の状態にもよりますが

今回は凹は少なかったものの、腐食部が多かったため

このように管体をできるだけ分解して作業をしました。

ちなみに残ったケーシング部分はこんな感じです。

恐らくこんな状態のホルンはなかなか見られないと思います。

 

ここまで分解するだけしておいて

組み立てられなくなったらシャレにならないので

どの管がどこにつながっていたか

ちゃんと書き留めておきました。

 

僕の絵心が3しかないことがバレてしまいますね。

 

キズとりの方法は以前に紹介した

ホルンのベルガード作製の時と同じように

ヤスリをかけて、ヤスリの目を細かくしていき

最終的にバフでキレイにするというものです。

↓ベルガード作製の記事

https://mirs.jp/wp/?p=624

 

ビフォアー・・・

 

・・・アフター!!

 

このように管体全体をキレイにして

その後、組み立てます。

(↑文字にすると2行で終わってしまいますがなかなか大変なんです。。。)

 

組みあがった写真がこちら。

 

そしてこれをラッカー塗装して

調整・組み立てして、完成です!!

 

前回のブログに紹介させていただいた

修理前の写真と比べるとだいぶキレイになっているのが

お分かりいただけると思います。

 

細かいところではありますが

左手小指の指かけもだいぶ腐食をしていたので

キズとりをしてメッキをかけなおしました。

 

このようなオーバーホールの修理は

各種金管楽器の他、サックスやフルートなどの木管楽器でも

ご依頼いただけます。

また、クラリネットやオーボエ、ピッコロなど管体が木製の楽器でも

管体以外の部分(キイ・ポストなど)のオーバーホールをすることもできます。

まずはご相談下さい。

 

以上、最近歳のせいか、くびれがなくなったと言われた

金管担当中嶋でした☆

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